
| 生まれ |
1976年 |
| 子供の頃の夢 |
漫画家 |
| クラブ活動(中学校) |
バスケットボール部 |
| 働いている地域 |
東京都 |
出身地 |
東京都 |
| 仕事内容 |
結婚式の写真を撮る |
| 自己紹介 |
天気がいい日は和田堀公園や新宿御苑(ぎょえん)で写真を撮ったりします。それから、ドトールに行って本を読むのも好きです。どこのドトールが一番リラックスできるか、探検(たんけん)します。ドトールはいろんな人が集う(つどう)ので人ウォッチングには最適(さいてき)です。 |

※このページに書いてある内容は取材日(2006年03月31日)時点のものです


雑誌や本、新聞やポスター、お菓子やゲームの箱など、街で見かけるいろんなものに使われている写真は、ぜんぶ誰かがカメラでとったもので、とっている人のことを「カメラマン」といいます。新聞社などにおつとめをしているカメラマンもいますが、僕は、おつとめの場所を1つに決めず、毎日いろいろな会社と仕事をすることにしています。だから、新しいレストランを雑誌で紹介するために料理の写真をとる日もあるし、スタジオという部屋で腕時計の写真ばかりとる日もあるし、海辺で芸能人の写真をとる日もあります。結婚式の写真をとるのもその1つです。

カメラのシャッターを押すのは自分1人ですが、それまでに僕らはたくさんの人と話し合ったり、準備をしたりします。たとえば、雑誌にのせるモデルさんの写真をとる時も、モデルさんはもちろん、ライトで明るく照らす係の人や、メイクさん(お化粧をする人)、スタイリストさん(衣装を考える人)、写真がのるページのデザインを考える人、インタビューをする人などが協力しあってはじめて1枚の写真がとれます。いろんな職業の人と仕事ができて、仲間になれるのも、この仕事のおもしろいところです。

僕は、仕事以外でも、いいなあと思うものを見つけたら、写真をとっておくようにしています。いい写真がたくさんとれたら、それを集めて展覧会を開きます。展覧会に来てくれた人には、めずらしいものや景色をたくさん見せてあげたいので、ときどき外国にも写真をとりに行くのです。このまえは、2ヶ月間インドに行ってきました。僕は旅が大好きなので、韓国や、中国、東南アジアなどにもよく出かけます。

写真は、たった1度しかないできごとや、人の表情などを記録するものです。とくに結婚式は一生に一度のことで、絶対にやり直しができません。だからカメラマンは、結婚式の3ヶ月も前から、お嫁さんたちと、どんな写真にするか何度も話し合いをしたり、結婚式をする場所を見に行って、お嫁さんたちの顔が一番よく見える場所を探したりします。とても大変ですが、写真が出来上がって、結婚した2人や、ご家族がニコニコよろこんでくれると、うれしくて、疲れなんか吹き飛んでしまいます。写真立てに飾って、何十年も大切にしてくれる人もいるなんて、すごいと思いませんか?他にも、ただよろこんでくれるだけじゃなくて、僕の写真を雑誌や展覧会で見て、旅に出たり、髪型を変えるなど、新しいことに挑戦する人がいるのも、僕がこの仕事を大好きな理由の1つです。人の心に残ったり、勇気をあげられる写真を、これからもとっていきたいです。

小学生のころの夢はマンガ家。大学生になって、写真サークルというものに参加するまで、カメラなんて興味がありませんでした。しかも、そのサークルに入った理由が、「かわいい女の子に誘われたから」!でも、旅行の写真なんかを学園祭で発表したら、けっこうみんなにほめられて、「おれ、写真うまいかも!」って思っちゃったんですよね。で、もっとほめられたいから、いっしょうけんめい勉強して、そしたらどんどん写真が好きになって、大学を卒業するころには、カメラマンになるぞって決めてました。

僕は毎日、いろんな人に自分の写真を見てもらって、写真をとる仕事を探しました。なかなか見つからなかったけど、あきらめずに続けました。そうしたら1人のカメラマンさんに出会って、その人の会社で働けることになったんです。それでも何ヶ月かは手伝いばかりで、写真をとらせてはもらえませんでした。だから、はじめて、雑誌にのせるラーメンの写真をとった時は、本当にうれしかったです。僕はそうやってカメラマンになりましたが、他にも方法はあります。写真の専門学校に通ってからカメラマンに弟子(でし)入りしたり、大学を卒業してから新聞社などにおつとめをして写真の仕事を担当するなどです。でも、最初からすぐに写真がとれるわけではないのは、どれも同じ。厳しいけれど、写真が好きだという強い気持ちがあれば乗りこえていけます。

みんなのまわりにある洋服も、クルマもテレビ番組も、ぜんぶ誰かが作っていて、その「作る」っていうこと1つ1つが「仕事」なんです。だから、自分の好きなものは何だろうって考えて、それは誰がどうやって作っているんだろうって探っていけば、そこから将来の夢が見つかるかもしれませんよ。それから、カメラマンになってみたいと思った人は、使い捨てカメラでもかまわないので、今日からいろんなものをどんどん写してみてください。うまく写せたときのうれしさや、出来上がった写真を見てみんなが笑顔になる楽しさは、きっと夢をかなえるためのエネルギーになるはずです。
取材・原稿作成:あしたねスタッフ