
| 生まれ |
1963年 |
| 子供の頃の夢 |
学校の先生(中学校) |
| クラブ活動(中学校) |
吹奏楽部 |
| 働いている地域 |
愛媛県 |
出身地 |
愛媛県 |
| 仕事内容 |
高校で商業を教える |
| 自己紹介 |
良く言えば親切、時と場合によってはおせっかいな性格、何にでも首を突(つ)っ込(こ)む好奇心(こうきしん)のかたまり。 |

※このページに書いてある内容は取材日(2007年09月07日)時点のものです

私の仕事は、高校で商業科目を教えています。高校には入学試験を受けて合格した生徒しか入ることができませんけど、入ってきた生徒に対して勉強を教えています。高校にも、国語、数学、社会、理科、体育、家庭、音楽、美術といった様々な科目がありますが、その中で、私は商業科目という簿記とか情報処理とか、世の中のお金や商品の動きを教える科目を教えています。小学校のときにも、「働く人々」や「街でこんなことをやっています」といったことを教えてもらった記憶があると思いますが、高校の商業科目では、それをもう少し詳しくしたことを教えています。ちなみに商業の先生になるためには、経済系の大学(経済学部、経営学部、商学部)に進学することが必要です。そこで一生懸命勉強して、先生になるための試験を受けて、その試験に合格すれば商業の先生になることができます。試験に合格しなければならないのは、他の科目の先生になる場合でも同じです。
なかなか早く帰れないけど充実(じゅうじつ)した1日
毎朝、学校には8時過ぎに来ます。それから先生方の朝礼があって、朝礼が終わってからショートホームルームといって、担任の先生と生徒とがその日1日のスケジュール確認や健康チェックをする会を行います。私も今年は担任をしていますので、毎朝教室に行って、受け持ちの生徒の健康チェックと1日のスケジュールについて話をしています。それから、高校の場合は、各専門の先生が授業を行うようになってますので、国語なら国語の専門の先生、数学なら数学の先生が授業をします。私は商業科目が専門ですので、時間になったら担当の教室に行って授業をしています。授業が終わったら、それぞれの先生が担当の部活動に行って、部活動の指導をしています。部活動によって違いはありますが、5時、6時、遅い部活では7時くらいまで活動をしています。それから明日の授業の準備を行ったり、いろんな書類を書いたりして、なかなか早く帰ることができないのが現状です。

私の仕事では生身の人間を相手にしますので、その日の生徒の気分とか身体の調子によって、授業の理解度が悪かったり気分が悪くなったりもします。したがって、その日の生徒たちの調子によって授業を組み立て直したりしなければならないこともありますので、そういうところは大変です。また、日々世の中は変化してますので、教科書に書かれている情報が古かったりすることもあります。いつも新しい情報を探し出して、それをどうやって生徒に伝えようかと悩んでます。
この仕事で感じる小さな喜びは、授業が1時間終わった後に、「今日の授業がよくわかった。わかりやすかった。」と言ってもらえることです。この仕事をやっていて感じる一番の大きな喜びは、卒業した後に生徒が訪ねてきてくれて、「あの時、先生が言っていたことがこの年になってやっとわかった。社会人になって役に立っている。」と言われることです。つい最近、4年前に卒業した子が訪ねてきて、その子は今回実家を継ぐことになったみたいですけど、「何事も一生懸命がんばらなければ、世の中信用がついてこないよ。」と私が常々言ってきたことが、今回実家を継ぐことで理解できたという話を聞いて、言い続けてよかったなと思いました。

教員はいろんな知識を生徒に教えるわけですから、なるべく難しい言葉も簡単な表現に変えて、生徒の心に一生残るような印象深い授業をしたいと心がけています。私自身が努力していることは、NHK総合で土曜日の午後6時10分から「週間こどもニュース」という番組をやってますが、それをなるべく見るようにして、その中で使われる言葉などを吸収して、それをできるだけ授業の中で使うようにしています。私の授業の対象者は高校生ですが、小学生にでもわかるような表現を使うことで、難しい授業でもわかりやすくなるんだと信じて努力しています。
中学2年生のときに、元々社会が好きだったんですけど、中学社会の先生になろうと決意しました。先生になりたいために、高校もそういう方向で選びましたし、がんばって入った大学も経済系の大学でした。そこで経済のことを勉強していくうちに、「社会の先生もおもしろいけど、より詳しい経済の勉強を生徒に教えれるようになったら楽しいんじゃないだろうか。中学校より高校の方が、人生について生徒と深く考えることができるんじゃないだろうか。」と考えるようになり、始めは中学社会の先生になろうと勉強してたんですけど、大学3回生の時に、改めて高校の商業の先生になるように決意し、勉強し始めました。

私が小学生のころは、まだ学校も木造校舎で冷暖房もありませんでした。だから、夏は暑いし冬はすきま風が吹く環境でしたので、みんな肩を寄せ合って生活して、比較的仲が良かったように思います。まだまだ塾通いの子も少なかったので、みんな放課後学校に残って、鬼ごっこや鉄棒などで遊んでました。学年が上になるに連れて、自分たちで新しい遊びも考えてやってたように思います。その中で、ルールを自分たちで決めたら守らないといけないし、守らないとケンカになったり怒られたりもします。そのような経験を通して、社会の基本的なルールを学んだように思います。私は塾にも通ってませんでしたし、放課後、学校を追い出されるまで遊んでましたし、どちらかと言うと、勉強よりも積極的に前に出て遊んでいたタイプの子でした。
昔から「よく遊び、よく学べ。」と言います。よく遊ばないと、学べないと思います。最近の子どもたちを見ると、知識を得るのは机の上やインターネットが多いようですが、やはり、いろんな人と遊んでいろんなことを経験して、その中から知識は自然と付いてくると思いますので、とにかくみんなで遊んでください。土にまみれて、汗にまみれて遊ぶのがいいと思います。また、今の小学生は情報がありすぎて、どれを選択していいのか分かりにくいと思いますが、あまりいろんな情報を詰め込みすぎると反対にわかりにくいと思いますので、今本当に必要だなと思う情報以外は見ない方がいいかもしれません。今必要な情報を選んで吸収してみてください。
取材・原稿作成:西条市産業振興課 大久保