
| 生まれ |
非公開 |
| 子供の頃の夢 |
ピアニスト |
| クラブ活動(中学校) |
美術、料理(下手だから) |
| 働いている地域 |
東京都 |
出身地 |
神奈川県 |
| 仕事内容 |
ジャズを歌う、ピアノを演奏する |
| 自己紹介 |
気まぐれで頑固(がんこ)。負(ま)けず嫌(ぎら)いな性格。友達と過ごすことが好き。友達はとても大切な存在。 |

※このページに書いてある内容は取材日(2007年02月25日)時点のものです


私はジャズシンガー・ジャズミュージシャンをしています。音楽にはクラッシックやポップスなどいろいろな種類がありますが、ジャズというのも音楽の種類の1つです。私は歌うだけではなくてピアノの演奏もしますが、ジャズの演奏にはピアノ以外にも、ギターなどの弦楽器やトランペットなどの管楽器なども使われます。ジャズは1人や2人で演奏する時もあれば7人くらいで演奏する時もあります。そして、ジャズの特長は何と言ってもアドリブです。その時々で演奏が変わるので同じ曲でも何回も楽しむことができるんですよ。

私はジャズバーでジャズのライブを開催することが多いです。ジャズバーというのは小さなレストランみたいなところで、料理を食べたり、お酒を飲んだりしながらジャズを聴いてゆっくり楽しんでもらう場所です。お客さんは大人の人が多くて、ライブは夕方や夜から始まります。1回のライブでは14曲くらい演奏します。前半と後半に分かれていて合わせてだいたい2時間くらいかなあ。ジャズのライブは、ジャズミュージシャンの演奏だけではなく、お客さんの拍手や声が加わって始めて完成するんですよ。

ライブを開催して演奏する以外に、ジャズの演奏を録音してCDを制作する仕事もあります。街のレコード屋さんやCDショップで様々なCDが売られていますが、ジャズのCDも同じように売られているんですよ。私の場合は、自分で作詞や作曲はやらないので、作詞家さんや作曲家さんに作ってもらった曲を、自分なりにアレンジして演奏し、CDにすることが多いです。1つの曲は数分ですが、録音するのに2日くらいの時間がかかります。録音する時に集まる演奏者は、その時に始めて会うことがほとんどなので、お互いを理解して、演奏の呼吸を合わせることに時間がかかります。自分が上手に演奏することはもちろん大切なのですが、一緒に演奏する人と、しっかり話し合ってお互いのことを分かり合うこともとても大切なのです。

私が中学生の時、クラスの生徒同士の仲が悪い時期がありました。でも、ある機会があって私がクラスのみんなの前でピアノを演奏したら、全員で曲に合わせて歌いだしたんです。私はとても驚いたし、音楽が人を癒すパワーに魅せられました。そんなことがあって、中学校を卒業した後もピアノを弾き続けていたのですが、そのうちに音楽の仕事に就こうと思うようになりました。中学校卒業後、ドイツの大学院に入るまでの7年間ピアノでクラシックを弾いていたのですが、日本に一時帰国していたときにジャズを弾くことになったのです。当時、お金に困って仕事を探していたのですが、飛び込んだバーで「ジャズはできるか?」と聞かれたので、本当はクラシックだけしか知らなかったのですが「なんでも演奏して歌えます!」と言い張って仕事をもらったのです。それから私のジャズシンガーとしての人生が始まりました。

クラシックは作曲家の作る楽譜の通りに演奏することが求められますが、ジャズはおおまかな決まりがあるだけで楽譜の通りに演奏する必要はありません。ジャズのライブでは、演奏者の感覚で曲をアレンジしたり、演奏メンバーや会場やお客さんなど、その場の雰囲気でメロディーを自由に変えていきます。初めて顔を合わせるメンバーと即興で曲を飾り付けていき、会場にいる全ての人と二度と味わえない貴重な時間を過ごすことができる、それがジャズの醍醐味なのです。そして、自分でアレンジした曲を聴いた人が、音楽に癒され、楽しんだり喜んだりしてくれているのを見ると、私は本当に幸せな気持ちになるのです。

私は、なるだけ無理をせず、自分が自然にできることをアピールしていくことを心掛けています。そして、人間はコンピューターではないから毎日色々な失敗をするけど、その失敗を反省して次に活かせれば、それは失敗ではなくなり、その経験が宝となります。「過ちてそれを改めざるこれを過ちという」。こんなことわざもありますが、一回目の失敗は失敗ではない。でも同じ失敗を繰り返したとき、これが初めての失敗という。無理をせず、でも失敗を恐れずに、自分をアピールしていくことが大切だと思います。
私は子どもの頃から活発で、興味を持ったことは何でもやっていました。小さい頃にバレエを習っていたのですが、私は踊るよりもピアノの伴奏に興味津々で、ずっ~と先生がピアノを弾くところを見ていたんです。そして、これがきっかけでピアノを習い始めました。中学生の時には、ビリヤードに熱中してしまって、日曜日以外は毎日ビリヤードをしていました。その頃は、学校に行って、家に帰ってからピアノの練習をして、宿題をして、その後ビリヤードに行くという毎日でした。ピアノも、ビリヤードも、他のことも、昔から興味を持ったことや好きになったことはトコトンやる性格で、今でもまったく変わっていないと思います。

大人になった今でも、しっかり働いて、しっかり勉強して、しっかり遊ぶことが自分の人生を楽しくするのに大切だと思っています。仕事が終わって疲れているとそのまま寝たいなぁと思う時もありますが、そんな時こそ起き上がって、友達と会って話をしたり、絵や風景などの綺麗なものを見に行くようにしています。眠ったら身体の疲れは取れるんですけど、心の疲れは取れないんですよね。同じ生活を続けるのではなくて、気分転換をすることで次の日から仕事もはかどるし、何より生活が充実するんです。しかも、私は音楽以外のことをしている時に、音楽に関するいいアイデアが浮ぶことも多いんです。もちろん、遊んでばかりだと自分の中身がなくなってしまうので、しっかり勉強することとのバランスが大切だと思っています。
取材・原稿作成:五木田(インターンスタッフ)